マクロをツールバーに追加してみる

色を変えるマクロな日々で作ったマクロをツールバーに追加してみます。

アイコンの作成

個人的に一番難しいと思っているアイコンを作成します。
フェースの色を青に変えるということでこんなアイコンをペイントで作ってみました。
nxgateFaceColorBlue2 
コマンドのアイコン化の時と同様に、
- アイコンサイズ : 24 ピクセルx24ピクセル
- ファイルタイプ : bmp
としました。

 

ツールバー定義ファイルに追加

定義ファイルからToolbarな日々で作成したファイルにマクロを追加します。

マクロ保存先 : C:\nxgate\macro\nxGateFaceColorBlue.macro
アイコン保存先 : C:\nxgate\image\nxgateFaceColorBlue.bmp

としました。また、ジャーナルでもマクロでも書式は同じです。
一応アップしておきました→nxgate2.tbr

TITLE NXGate ツールバー
VERSION 170
DOCK TOP

BUTTON NXGate-csv2Part
LABEL CSVからパートを作成
BITMAP C:\nxgate\image\nxgatecsv2prt.bmp
ACTION C:\nxgate\nxGateCreatePart_csv.vb

BUTTON NXGate-FaceColorBlue
LABEL フェースの色を青に変更
BITMAP C:\nxgate\image\nxgateFaceColorBlue.bmp
ACTION C:\nxgate\macro\nxGateFaceColorBlue.macro

 

その他設定は、定義ファイルからToolbarな日々と同じにしてNXを起動すると、
tbrmacro1 
こんな感じのツールバーが表示されるはずです。
※アイコンはNXの透過色(255,0,255)処理をしたnxgateFaceColorBlueを使用して います。

ツールバーファイルの作成とNXの設定

ツールバー定義ファイルを作成し、NX起動時に定義ファイルを読み込むようにすると、自動的にツールバーを表示することができます。

  1. ツールバー定義ファイル
    以下の内容をメモ帳に書き、拡張子をtbrにして保存します。(例:nxgate1.tbr)
    ファイルの保存先は環境に合わせて変更してください。
    一応アップしておきました→nxgate1.tbr 
    TITLE NXGate ツールバー
    VERSION 170
    DOCK TOP

    BUTTON NXGate-csv2Part
    LABEL  CSVからパートを作成
    BITMAP C:\nxgate\image\nxgatecsv2prt.bmp
    ACTION C:\nxgate\nxGateCreatePart_csv.vb
    必ず守ること
    1 拡張子はtbrとすること(例:nxgate1.tbr)
    2 ファイル名に日本語(2バイト文字)を使用しないこと

  2. 保存先
    ここでは、C:\nxgate\startup\nxgate1.tbrとします。
    C:\nxgateというフォルダとnxgate1.tbrというファイル名は、半角英数であればなんでも構いませんが、必ず、startupというフォルダを作り、そこに保存してください。
    tbrf1 

    必ず守ること
    1 startupというフォルダに保存すること(例:C:\nxgate\startup) 
    2 パスの中に日本語(2バイト文字)は入れないこと

  3. NX起動時の読込設定
    以下のファイルをメモ帳で開きます。
    NXインストールフォルダ\UGII\menus\custom_dirs.dat 
    tbrf2  

    ファイルの一番下にtbrを保存したstartupフォルダの一つ上のフォルダ名を書き込みます。
    初書き込みであれば、こんな感じになります。
    ………
    #  Customers should feel free to edit this file.
    #
    ####################################################################
    #
    # Customer modifications can follow on here
    #
    #
    # NXGateカスタム保存先
    C:\nxgate
    更に画像では、こんな感じになります。
    # NXGateカスタム保存先 、という一行は、ただ書いてみたかっただけです。あってもなくても動作に関係はありません。
    tbrf3 

上記の設定をしてNXを起動すると、あら不思議!自動的にカスタムツールバーが表示されるはずです。

この方法の良いところは、ツールバー定義ファイルとコマンドの実体であるジャーナルファイルをネットワーク上の共有フォルダに置いておけば、端末が何台あっても共有ファイル変更→全端末のツールバー/コマンドが同時変更、となるところです。

コマンドのアイコン化

ツールバーから起動できればそれで良いのですが、今回はかっこつけてアイコン化をしてみたいと思います。
まずは動画を貼っておきます。

以下、手順です。

  1. アイコンの作成
    これが一番難しいと思うんです。世の中には無料のアイコンがたくさんあるので、それで済ましても良いのですが、CSVからパートを作成、というマニアックなコマンドに合うアイコンがあるかどうかは運次第です。ここでは、以下のアイコンをWindowsに標準で入っているペイントブラシで作ってみました。

    UCFっぽく書いたつもりですけど何か?
    ペイントブラシはXPではスタート→すべてのプログラム→アクセサリ→ペイントで起動します。
    NXのアイコンサイズは24ピクセルx24ピクセルの正方形にしておけばOKです。
    拡張子は、bmpでOKです。

  2. ツールバーの時と同様に、メニューのツール→カスタマイズを選択。
    この状態で、CSVからパートを作成の上で右クリックボタンイメージを変更→イメージ名を選択
    tbr18

  3. ブラウズを選択して、アイコンファイルを選択します。
    tbr19

  4. できました!
    tbr20

  5. ツールバーに入れると...
    tbr21
    どうですか?文字よりもかっこよくないですか?

 

アイコンのデザインは別にして、コマンドのアイコン化はこれで完成です。

 

余談ですが、
NXのアイコン透過色は、RGB=(255,0,255)です。
そのため、透過にしたい周辺を   というきつい配色にしてアイコンを作成しておくと...
まぁ、なんということでしょう!あんなに野暮ったかった輪郭が、こんなにtbr22 すっきりとした透過色として表示されているではありませんか!これぞ匠の技...という程でもありませんが、見た目にこだわる場合は必要になりますね。

コマンドの登録

作成したツールバーにコマンドを登録します。
まずは動画を貼っておきます。

以下、手順です。

  1. カスタマイズダイアログのコマンドタブ
    →カテゴリ欄を一番下にスクロールして新規ボタンを選択
    →コマンド欄の新規ユーザコマンドツールバーにドラッグ&ドロップ
    tbr6

  2. おぉ!オリジナルのコマンドができましたよ! 
    tbr7  
    しかし、まだ生まれたてなので、クリックしても何も起こりません。

  3. ということで、コマンドを割り当てます。
    ユーザコマンドの上でマウスの右クリック→アクションを編集を選択 
    tbr8

  4. ボタンアクションダイアログのタイプジャーナルファイルを選択し、ブラウズをクリック。 
    tbr9

  5. 先に作成したジャーナルファイルを選択 
    tbr10

  6. ボタンメッセージテキストを入力(コマンドにマウスが重なった時に表示される吹き出し文字のことです) 。
    tbr11

  7. 警告が出ます!(HAHAHA!)
    NXは、グローバルな時代と言われて久しくとも日本語を拒絶することがよくあります。
    (暇に任せて書いているので、脱線ばかりしています。お急ぎの方は、画像だけ見てください。  )
    tbr12

  8. しょうがないので、適当に英数字と記号のテキストを入力し、OKをクリック。
    tbr13

  9. これで動作するようにはなりますが、コマンド名がユーザコマンドのままではいただけません。コマンド名を変更するたために、再びユーザコマンドの上でマウスの右クリック→名前欄にコマンド名を入力します。
    tbr14

  10. 今度は日本語が入りました!Mっ気がある人には、このNXに怒られるかどうかのドキドキ感がたまらないかもしれません。
    tbr16

これでツールバーから起動することができるようになりました。とりあえず、これで十分なのですが、暇に任せて作っているサイトなので、アイコン化まで行きましょう。

アイコン化へ続きます。

ツールバーの作成

CADLIBデータな日々で作ったジャーナルをツールバーに入れてみたいと思います。
NXでツールバーを作るには、以下の2種類の方法があります。

  • ワードやエクセルと同じようにNX上から作る方法(ここで説明します。)
  • NX起動時に定義ファイルから読み込む方法(定義ファイルからToolbarな日々

他にもあるかもしれませんが、私は知りません(^^ゞ
まずは、NX上から作る方法を説明します。動画だと↓これくらい簡単です。

以下、動画の手順です。

  1. メニューのツール→カスタマイズを選択
    tbr1
    または、 既存のツールバーの右端のをクリック→ボタンの追加または削除→カスタマイズを選択
    tbr2
    他にもありますが、めんどうなので書きません(^^ゞ

  2. カスタマイズダイアログのツールバータブ→新規作成を選択
    tbr3
    他にはないと思いますが、私は知りません(^^ゞ (もういいですか?)

  3. ツールバーの名前を入力します。初めての人は緊張するところです。
    ここではおもしろ味もなく、NXGate CADLIBと入力しました。
    入力後→OKをクリック
    tbr4

     
  4. できました!まだ、何もないのでまっさらです。
    tbr5 

このツールバーにコマンドを追加していきます。 

コマンドの登録へ続きます。